いきなりのPart 2 は(笑、前週の「不老径路」の模様替え。適当な名前を思いつくまで、時間を要するかもしれない。
前の土曜は不老林道終点(=オキノ十二天)からヒカゲザス尾根のP1080まで。今日は続きを狩鞍沢、地理院地図に載る小屋跡、山ノ神尾根と繋いだ。この道がどこまで続くのか興味津々。雨降りなので短く歩いた。
概略は本文を、詳細は写真のキャプションを参照。

/追記~タイトル変更/ はじめ本記録のタイトルを「山ノ神尾根co1100m径路」としたが、その先も西進を続ける径路のタイトルとしてふさわしくないと判断し変更した。


項目内容
記録日2026年6月20日(土)
天候ガスのち昼から雨
パーティモンターニャ単独
アクセスJR青梅線で奥多摩駅
行程奥多摩駅、大沢、ヒカゲザス尾根、P1080、日原川下流右岸中段道、狩鞍沢、山ノ神尾根、狩倉山、石尾根、奥多摩駅

コースタイム

  • 07:18〜奥多摩駅スタート
  • 07:57〜大沢駐車場付近〜08:21
  • 09:49〜ヒカゲザス尾根P1080付近〜10:31
  • 10:36~山腹道(日原川下流右岸中段道)に入る、co1090m
  • 11:14~狩鞍沢~11:24
  • 12:00~小屋跡、山ノ神尾根co1170m東南尾根のco1070m~12:08
  • 12:19~山ノ神尾根、co1090m~12:25
  • 13:09~狩倉山~13:15
  • 14:53〜奥多摩駅フィニッシュ

コースマップ

総距離:- km
累積標高上り:- m
累積標高下り:- m
最高標高:- m
最低標高:- m

山行記録

  ヒカゲザス尾根

本レポートのメインテーマではないが、少し触れておきたい。 記録者のなかでは、ヒカゲザス尾根はかなり特徴的な位置づけになりつつある。 まず、何か所かある露岩の急斜面が登りにくい。「岩崖」ほどではないのでハイカーでもたどれるが、難度はけっこう高い。露岩の斜面を回避する踏み跡も目につく。ルート取りであれこれ考えさせられ、「次は別のラインで上がってみようか」の気分にさせられる尾根は、多くはない。 そして、その険しい尾根の周辺で見かける植林エリアが、とても丁寧に手入れされている。通いにくい山奥の山林を守る労力は、並大抵のものではないだろう。ただ頭が下がるばかりだ。―― 性懲りもなく「いったいどうやって通うのだろう」の疑問がワンセットで湧いてくるのは、呆れて許していただきたいが。

  日原川下流右岸中段道(ヒカゲザス尾根から山ノ神尾根まで)

ときに尋常ではない傾斜のなかを、意外にもしっかりした細道が続く。もちろん踏破するには、錯綜する動物の踏み跡との区別がつき・植林の「出口」を運良く間違わなければ、という条件がつく。 歩行難度では狩鞍沢を渡るあたりがハイライトになる。机上演習で、それまで気づかなかった建物記号を山ノ神尾根の南面co1070mに見つけたのは掘り出し物だった。ヒカゲザス尾根を発つ地点と標高が合うので、「道はきっとあるはず」と楽観的に取り掛かれたのが幸いしたか。

公開日

20260714


(00:00・写真1)
先週の「不老林道始点~ヒカゲザス尾根」と今回の「ヒカゲザス尾根~山ノ神尾根」を併せ、たどったルートを青線でしめす。
(07:17・写真2)
道中は小雨、駅に着けば厚い雲、午後から雨の予報の奥多摩駅。見かけたハイカーは一人だけだった。 大沢まで歩くことにする。そういう気分。
(08:26・写真3)
例によってココからヒカゲザス尾根に取付く。
踏み跡が錯綜するなかで、いったん家入沢寄りに進路を振ってから登っている。
(09:45・写真4)
尾根の南に回り込む踏み跡を選び、いっぽん南の小尾根からP1080の南に出る、というルートをたどった。
(09:52・写真5)
P1080の、正確には50m東で尾根に上がる。所要があり長居する。
(10:35・写真6)
前の写真から130m進み、山腹道の探索にとりかかる。
(10:36・写真7)
その前に、同地点の南面を撮る。変哲のない窪状斜面だから、写真4→7→6、とたどるのに問題はないのを確認しておく。
(10:39・写真8)
日原川下流右岸中段道のPart 2 をスタートして数分後。この傾斜のなかを踏み跡が続く。カメラの水準器はゼロになっている。
(10:43・写真9)
踏み跡が数条に分かれだす。それぞれ足を乗せたうえでいちばん上を選んでいる。
(10:56・写真10)
切所に入る。山ノ神尾根P1286の東300mあたり、狩鞍沢の両岸が剣呑なのは机上のプランニングでいちばんの懸念だった。
お「境界標柱があるんだから道跡を歩いている、ってことにしたい。マリアさまは何と仰ってる?」
オ「…………」
(11:03・写真11)
大岩下を巻く。フレーミングを誤り、道は写真の右下。
(11:05・写真12)
大岩の尾根の隣は崩落窪。右下の、横になった木の根元に上がる。降雨の影響で地面が締っているにしても、足裏の安定感が尋常ではない。ヒカゲザス尾根を発ってからの疑念が、確信に変わる。
「歩いている人が、いるな」。
(11:17・写真13)
ガレだして足裏感覚が効かないなかを狩鞍沢に下りる。「先に進む踏み跡が見つかるか」。息の詰まるような感覚を味わうのがオフトレイル・ハイキングの醍醐味か(笑
(11:19・写真14)
続きはあった。
お「マリアさまっ!」
オ「…………」
(11:28・写真15)
小尾根を乗越して続きの踏み跡。
この先、地形図に岩記号が連なる尾根が控えるので、まだ油断はできない。
(11:31・写真16)
コレだよ。繰り返すがカメラの水準器は常にゼロ。露岩のあいだを縫う踏み跡をたどり、
(11:35・写真17)
大岩の下を通過して進路。
(11:39・写真18)
岩記号の尾根の最終局面にかかっている。
お「オルソくん、祈ろう。このパーティにはマリアさまのご加護がある」
オ「…………」
(11:45・写真19)
地形図的には難場を抜けたっぽい。
(11:54・写真20)
広葉樹林記号のあたりで植林に入る。「植林のなかの道跡探し」のややこしさは残るにしても、難所は越えた。「きょうは何を飲ろうか」の気分。
(12:03・写真21)
幸い紛らわしい分岐もなく小屋跡に着く。
山ノ神尾根の1170付近から東南に下がる尾根の、1070に位置する。地形図どおり小尾根の南面にあり、ガスのなかを探すのにやや手間取った。
(12:05・写真22)
斜面の上にどう建っていたんだろう。
お「おじさん的にはものすごく萌える小屋跡なんだ。よ~く目に焼き付けとこう」
オ「……………………」
(12:07・写真23)
付近はにぎやか。
(12:13・写真24)
小屋跡を発ち、思いもよらぬ最後の難所に出会う。この伐木帯にガスで、さっぱり進路がわからない。
(12:15・写真25)
ラッキーにも大岩下に出る。現地点が「道跡」のはずだ。
(12:18・写真26)
道跡が復活し、最後は上げて、
(12:20・写真27)
山ノ神尾根の1090にたどり着く。本降りになり傘を出す。
お「撤収路がまいど登りなのはナゼなんだろな。マリアさまに聞いといてくれる?」
オ「…………」
(13:10・写真28)
傘を差しつつ最後の一服。
お「ハイボール目指して降る!降るぞ!」
オ「……………………」
(14:16・写真29)
お「山の神様にもお礼は欠かさずに、だ。マリアさまにはナイショにな」
オ「…………」